2023/03/21
あまり知られていないFX業者に「外為ファイネスト」があります。
外為ファイネストは香港に本社を置くハンテックグループという金融グループに属しており、20年以上日本でFX事業を運営しています。
当然、日本の金融庁の認可を受けており、金融庁の規定に則って事業を行っています。
目次
外為ファイネストの特徴であるMT4
外為ファイネストの特徴は何といっても、取引ツールにMT4を利用していることです。
国内のFX業者は自社のオリジナルの取引ツールで運営されることが多くなっていますが、外為ファイネストは外資系の企業グループだけに、プラットフォームにMT4が採用されています。
1.MT4
MT4(MetaTrader4)はロシアのMetaQuotes社が開発したFX用の取引ツールであり、世界で最もメジャーなツールになっています。
多数のテクニカル指標を同時に表示させたり、世界中の開発者が作ったオリジナルのテクニカル指標や自動トレードシステムをインストールしたりできます。
非常に高性能であり、カスタマイズ性が高く、高度なテクニカル分析を可能にします。
MT4ではバーチャート、ロウソク足、ラインチャートといった基本的な3種類のチャートに加え、移動平均線、RSI、ボリンジャーバンドなど40種類以上もあるテクニカル指標を同時に利用することができます。
さらに、チャート画面から注文の発注やポジションの確認ができ、自動売買までできます。
なお、FX業者にはMT4の利用に際して、手数料を取るところが多くなっていますが、外為ファイネストは無料で利用できます。
2.カリネックスブリッジの導入
外為ファイネストは同時にカリネックスブリッジを導入しているため、スピーディな約定と透明性の高い取引が約束されています。
カリネックスとは、機関投資家などのプロの投資家に対応したツールを提供しているFXシステム開発会社のことです。
カリネックスブリッジによってユーザーの使用しているMT4と金融機関とをネットワークで連結させることで、質の高い取引を確保できます。なお、外為ファイネストではカリネックスの取引システムである「EVO」と「PRO」も提供されています。
多種な取扱通貨ペア
外為ファイネストは外資系だけに取扱通貨ペアが多くなっており、一般的な国内FX業者の平均取扱通貨ペア数が20~25ペアであるのに対し、30種類の通貨ペアを扱っています。
日本円の絡まないユーロ/米ドルや豪ドル/米ドルなど、通貨ペアが多彩になっており、色々な通貨ペアを試してみたい人に適しています。
外為ファイネストのデメリット
外為ファイネストのデメリットとしては以下のことなどが挙げられます。
1.スリッページの設定が不可
スリッページの許容幅を設定することができません。
従って、成行注文を出した時に、発注した時点の価格とは異なる価格(スリッページの発生)で約定してしまうことがあります。
2.少ない情報量
マーケット情報は経済指標カレンダーと為替レートしか提供されておらず、またセミナーの開催がありません。情報を確認しながら取引したい人には物足りなさを感じさせます。